生徒さんを失うような下手な考え方

[English below] 何年も前、ボディチャンスは ATAと呼ばれていました。 イギリス人の先生、ドン・バートンに、"ata" はサンスクリット語で「クリエイティブであるための技術;絶対者のスキル」であると教えていただきました。私は彼の定義を確認することはできませんでしたが、そんなことはどうでも良いのです。 私はその定義が気に入りましたが、それについて知っている人は誰もいませんでした。しかし・・・ そんな理由から名前をつけるのは馬鹿げたことでした。 実はわがままなことでした。自分のことばかりを考え、将来生徒さんになってくれる人のことは考えませんでした。あなたの学校、 […]

考えすぎの人間だけが生き残れる

[English below] 以前、スクールは縮小する一方だったことがあります。 スタートは快調でしたー12人の情熱的で勉強熱心な生徒さんがフルタイムでトレーニングを受けていましたーところがトレーニングは徐々に縮小していたのです。 私は、最初はそれに気づいていませんでした。ほとんどの先生たちが気づいていませんでした。 スクールの経営のテンポがだんだんゆっくりしてきましたが、収入はまだなんとかなる状態です。それが当たり前のことになります。そしてそこに適応します。それから徐々に同じことが起こります。 そこで考えます。少し心配はしても、休みの時間も増えます。代わりに映画でも見に行こうか・・・ それ […]

彼が抵抗できないオファーを提供する

[English below] ヴィト・コーレオンはフランクを安心させてあげようとしています。 わたしは、彼に抵抗できないオファーを提供します "I'm Gonna Make Him An Offer He Can't Refuse." これは、コポラの映画1回目『ゴッドファーザー』の中の有名なセリフです。このセリフは、 ビジネスに関する暗い影を匂わせています。コーレオンは致命的な結果を突きつけられて、彼のオファーを受け入れました。彼は礼儀正しく、しかも危険でした。 見かけとは裏腹に、彼の本性は恐ろしいものです。 どんな効果的なオファーにも何らかの「結果」が […]

ウーバーに乗って帰る

[English below] ディニッシュはメルボルンでトヨタ・カムリに乗ってウーバーの仕事をしています。 彼がこの仕事を始めてから4ヶ月になりました。彼は、何とか生計を立てようとして必死です。オーストラリアに留学している彼は、貯金したお金を全て授業料にあて、食費と家賃のためにあくせく働いています。 彼はウーバーの運転手です。ウーバーは、世界中の国際的な街に突如として現れたビジネスであり、タクシービジネスを圧倒しています。 しかしカムリに座ってばかりいたこの数ヶ月間で彼は、すっかり腰痛持ちになってしまいました。 腰痛を治すために何でもやってみました。病院、フィジオセラピー、マッサージ、エクサ […]

アレクサンダードラマ・パート10

[English below] アレクサンダーの発見したこと。それは、彼は体に緊張を作り出していたということです。そしてこの緊張によって、声がかれていきました。 彼はこうした緊張を作ることをやめる必要があります。しかしどうやってやめられるでしょう? 最初に彼が考えたことは「体を持ち上げ、背骨を真っすぐにし、頭を前の方に出してみよう」ということでした。ですが、このアプローチではうまくいかないということが実験で明らかになりました。 彼は相変わらず緊張を作り出していたのです。緊張のしすぎが彼の問題でした。そこで彼は緊張を作り出すことをやめなければならないことに気づきました。 ですが、彼はこれをどうや […]

アレクサンダードラマ・パート9

[English below] 前回のメールで、アレクサンダーの緊張の問題に対する解決策についてお話しするお約束をしました。 アレクサンダーの理解したことは、体の緊張に対するほとんどのひとの解決策(肩こり、腰痛などのあらゆる身体的ストレス)は、そのひとの努力に関係があるということでした。 あなたは自分の姿勢を「正そうと」しています。 アレクサンダーの気づいたことは、これが解決ではなかったということです。緊張を加えることで、緊張を解消できる訳がない! しかし真っすぐに座るというような努力を落としてしまったら、他に一体なにができるでしょう?アレクサンダーの解決法は、「何もしなくてもいい!」です。 […]

アレクサンダードラマ・パート8

[English below] アレクサンダーは奥深い発見をしました。体に緊張を増やすことによって、自分の声を改善することは無理であることに気づきました。 これはあまりに明快なことであるはず。にもかかわらず、それをわかっているひとは、案外いないものなのです。 アレクサンダーは、自分の周囲のひとを見渡してみました。すると周囲の人も自分と同じように体に緊張を作り出しているのが見えました。 「真っすぐに座れ!肩を後ろに引きなさい!深呼吸して!」こうした指示は、緊張を作り出すばかりです。 「こんな指示でうまくいくのだろうか?」アレクサンダーは疑問を持ちました。 日本では幼稚園のころから「きをつけ!」と […]

アレクサンダードラマ・パート7

[English below] アレクサンダーは鏡の前に立ち、自分の背骨を真っすぐにしようとしていました。そして頭を前に出すことによって、声がかすれないようにしようとしていました。 しかしそれはうまく行きませんでした。声はあいかわらずかすれたまま。 それからすると突然非常にシンプルな考えを思いついたのです。努力がなぜ報われなかったのかが分かったのです! 最初に彼は、朗誦中に声がかすれることを知りました。それは、頭を後ろに引いて、体を下に押しつけて、緊張を作り出しているためでした。 彼はこれを鏡に写してみることができました。彼の論理的な結論とは、頭を前の方に出せば脊椎は真っすぐになるだろう、とい […]

アレクサンダードラマ・パート6

[English below] アレクサンダーは鏡の前に立ち、自分の頭を後ろに下げるのをやめようと必死に努力していました。なのに、できないので苦い思いをしていました。 そんなとき彼は大きな発見をしました。なぜそれができないのかが納得できる理由でした・・・ この実験を試してみましたか?わたしはそれができるひとに1万円をお渡ししますという話をしました。 アレクサンダーもそれをやってみました。何度もトライしましたが、頭が後ろに行ってしまうことをやめさせられませんでした!そしてついに答えが見えたのです・・・ それは単に彼の頭だけのことではありませんでした!彼の体全体が動いていたのです。頭を後ろに引くと […]

アレクサンダードラマ・パート5

[English below] アレクサンダーは鏡の前に立っていました。そして自分の頭が後ろにいくのを止めようとしていました。それは、彼が朗誦しているときだけに起こることでした。 そのとき、驚嘆すべきことを発見したのです。なんと、彼には自分の頭が後ろにいくのを止められなかったのです! これは、簡単なはずだと思っていたことでした。大声で叫んだとき、顎を上げ、頭が後ろに引っ張られている。だから「それをやめたいと思えばやめられるはずだ」と思うはずです。 アレクサンダーもそう思いました。なのに、それができない。 あなたもやってみてください。大声を出し、自分の頭が何をするかを見ていてください。頭は後ろに […]